「モンテッソーリ教育」って耳にするけど、どんな教育かしら?
子どもに木の玩具で遊ばせたいけど、どれがいいの?
子どもの年齢に合ったおもちゃって、どれなんだろう⋯⋯と悩むパパやママは多いですよね。
私も実際に幼児を子育てしながら、我が子が夢中になるようなおもちゃを探して情報をかき集めていました。
教育現場で働いた経験と、教育に関する知識や教養を持った上で子育てをしていると、こんなことを強く実感します。
“子どもの年齢や発達段階に合った学び”じゃないと、いくら与えても意味がないよなぁ⋯
親がよかれと思ってたくさんの玩具を与えたとしても、それが子どもの興味・関心を引くような物でなければ、まったく意味がありません。
そこでこの記事では、『モンテッソーリ教育』について紹介し、子どもの年齢に合ったおもちゃを使う意義と、その教具『木の玩具』を紹介します。
『モンテッソーリ教育』や『木のおもちゃ』に興味があるパパやママは、ぜひ最後まで読んでくださいね!
0〜6歳のお子さんを育てるママ&パパの参考になるといいな♪
モンテッソーリ教育とは「自己教育力」を育てること
モンテッソーリ教育とは、医師で教育家でもあったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法のことです。
そのきっかけは、知的障がいがある子どもの行動を観察したことから始まりました。
床に落ちたパンくずで遊ぶ子どもの姿を観て、子どもは手指の感覚的な刺激を求めていることに気づいたのです。
その事実からモンテッソーリは、指先を動かすおもちゃを子どもに与えることで感覚を刺激できると証明しました。
「子どもには、自分を育てる力が備わっている」
という「自己教育力」を育む感覚教育法がモンテッソーリ教育の前提となっています。
例えば、赤ちゃんは歩くことを教えなくても自分で勝手に歩こうとするよね🐾
赤ん坊のように、自分から積極的に周囲の環境に関わって、さまざまな事柄を学んでいく姿は、子ども自身が自立に向かって、成長・発達していこうとする姿の表れといえます。
生まれながらに持っている内なる力が存分に発揮できる環境と自由が保障された中で、子どもは自発的に遊びや活動を繰り返しながら成長していくのです。
モンテッソーリ教育で親(大人)がするべきこと
モンテッソーリ教育は、事実に基づく科学的な教育法で、子どもが遊んでいる様子や生活の場面を観察することによって見出されました。
モンテッソーリ教育の基本的な考え方について、以下のように説明されています。
その基本的な考え方は「子どもには生来、自立・発達していこうとする力(自己教育力)があり、その力が発揮されるためには発達に見合った環境(物的環境・人的環境)」が必要である」というものです。
出典:モンテッソーリ教育綜合研究所
つまり、私たち親や大人ががするべきことは、何かを直接子どもに教え込むことではありません。
- 子どもの発達がどのような形で進んでいくのかを知る。
- 日々の子どもの様子を観察する。
- 子どもの発達に合わせて、環境を整える。
以上の3つのポイントが重要となります。
子どもの「やってみたい!」を引き出すモンテッソーリ教育
すべての子どもは、「自己教育力(自分自身で成長・発達する力)」を備えています。
ですが、子ども自身で取り組めるような「整った環境」や、その環境に関わるための手段を子ども自身が知らなければ、「自己教育力」を十分に発揮することができませんよね。
モンテッソーリ教育では、親や大人の価値観によって一方的に教え込もうとする方法は行いません。
親や周囲の大人が、子どもの興味・関心や発達段階を正しく理解してあげることで、子ども自身が
- やってみたい!
- さわってみたい!
- 遊んでみたい!
と思う環境を適切に準備してあげることが大切です。
今の子どもの成長に合わせた玩具や絵本を、子どもの視野に入り、尚かつ子ども自身の手に届く位置に置いてあげることで、子どもの自発的な活動を促します。
子どもは、自分で選んだ玩具や絵本を使って、満足いくまで遊ぶことをくり返し、さまざまな能力を獲得していきます。
子ども目線で考えることが大切だね!
世界の著名人や、あの藤井聡太もモンテッソーリ教育で育った!
世界中の誰もが知っている著名人が、モンテッソーリ教育を受けて育ちました。
- トーマス・エジソン
- アンネ・フランク
- Google共同創立者であるセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ
- Amazon.com創立者のジェフ・ベゾス
- Wikipedia創設者のジミー・ウェールズ
- 経営学者のピーター・ドラッカー
- 元アメリカ大統領のビル・クリントンとその妻ヒラリー
- 元アメリカ大統領のバラク・オバマ
日本の将棋界を代表する藤井聡太さんも、モンテッソーリ教育を受けた一人です。
藤井聡太さんは、3歳ごろに祖母からキュボロというおもちゃをプレゼントされました。
キュボロとはスイス製の知育玩具で、5cm角の木製ブロックを組み合わせてビー玉を転がすコースを作るおもちゃです。
将棋において非常に重要な力である「読みの力(何十手も先を読む力)」や一瞬のひらめきなどの勝負強さが育まれたのは、幼児期にキュブロで遊んでいたことが理由の1つと言われています。
小さい頃の遊びが、大人になっても「考える土台」になっているんだね〜
おすすめのモンテッソーリ教具を年齢別に紹介!
なぜ年齢別におすすめの教具が変わるのでしょうか?
モンテッソーリ教育では、0歳から6歳までの乳幼児期を、発達段階の特徴から以下のように分けて考えているからです。
- 0歳〜3歳までの前期
- 3歳〜6歳までの後期
年齢に加え、それぞれの発達段階にあらわれる「敏感期」を前提として教育環境を整える必要があります。
「敏感期」とは、子どもが特定の事柄に対して感受性がとても高まる時期のことです。
敏感期は、子どもの「自己教育力」がハッキリと表現される時期といわれています。
与えられた環境の中から子ども自身が教具(おもちゃ)を選び出し、夢中になって遊びながら、その学びをいとも簡単に獲得する時期なのです。
つまり、子どもの年齢や発達段階に合った教具(おもちゃ)を準備して環境を整えてあげることで、子どもの学びが早まることでしょう。
今の子どもをよく観察して、「好き」を伸ばせる環境を整えてあげたいなぁ
モンテッソーリ教具の特徴は、「明確な目的」「素材と色彩」
モンテッソーリ教具の特徴は、大きく分けて2つあります。
- 子ども特有の発達を推し進める明確な目的がある。
- 素材や色彩にこだわることで、子どもの感性が豊かに育つ。
モンテッソーリ教育では、「敏感期(子どもがある物事に夢中で取り組もうとする時期)」をとても大切にしています。
教具(おもちゃ)は、敏感期の子どもの成長を手助けするものです。
例えば、小さな子どもが穴や隙間に物を入れたがることがありますよね。
その子どもは現在、「運動の敏感期」という考え方をします。
使うのは、ボール落としの教具(おもちゃ)になります。
子どもは「ボールを穴に落とす」という明確な目的を楽しみながら、敏感期の欲求を満たしていくのです。
2つめの特徴として、モンテッソーリ教育では豊かな感性を育むために、教具(おもちゃ)素材や色彩にこだわり、子どもが思わず手に取りたくなるような工夫がされています。
さらに、モンテッソーリ教育は「本物」志向であるため、教具に木製のものや高価なものが多いです。
お手頃な価格の木製おもちゃもあるので、以下を参考にしてみてね!
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モンテッソーリ教具の種類いろいろ
モンテッソーリ教具は、子どもの敏感期や発達段階に合ったものを使うことをおすすめしています。
モンテッソーリ教具には5つの教育分野があります。
- 日常生活の練習
- 感覚教育
- 言語教育
- 算数教育
- 文化教育
それぞれの分野ごとに明確な目的が設定されており、適した教具(おもちゃ)がありますので、表で確認してみましょう。
対象年齢 | 活動内容 | 目的 | 教具(おもちゃ) | 具体例 |
0ヶ月〜 | 感覚教育・運動 | 目の焦点を合わせる練習 | ・モビール ・センサリーボトル | |
3〜4ヶ月 | 運動 | つかむ練習 | ・キャンディスティック(にぎにぎ) | |
4ヶ月ごろ〜 | 運動 | つかむ練習 全身運動 | ・キッキングボール ・スターコマ | |
6ヶ月ごろ〜 | 運動 | つまむ・ひっぱる練習 | ・ひもひっぱり台 | |
6ヶ月ごろ〜 | 感覚教育 | ・視覚と触覚の刺激 ・大小の概念の習得 | ・コップ重ねおもちゃ | |
8ヶ月ごろ〜 | 運動 | ・持つ→離す ・持つ→落とすという動きの習得 | ・玉落とし ・ストロー落とし ・ポットン落とし | |
8ヶ月ごろ〜 | 運動 | 通す動きの習得 | ・ルーピング ・リングさし ・ペグさし | |
1歳ごろ〜 | 運動 | 押し込む・打つ動きの習得 | ・ノックアウトボール | |
1歳ごろ〜 | 感覚教育 | 視覚と触覚の刺激、大小の概念の習得 | ・円柱さし ・ピンクタワー | |
1歳ごろ〜 | 感覚教育 | 形の違いを理解し、目と手の協応運動を習得 | ・はめ込みパズル | |
1歳ごろ〜 | 数、算数教育 | 数の概念を知り数字に関心を持つ | ・シール貼り | |
2歳ごろ〜 | 日常生活の練習 | 日常生活で必要な動作の習得 | ・ボタン留めおもちゃ ・トングばさみ ・縫いさし ・カギ箱 ・ねじ回し | |
2歳ごろ〜 | 言語教育 | 語彙を増やし、文字に関心を持つ | ・絵カード合わせ | |
2歳ごろ〜 | 運動 | 持つ→離す・持つ→落とすという動きの習得 | ・洗濯ばさみおもちゃ | |
3歳ごろ〜 | 感覚教育 | 音の種類、強弱に気づく | ・雑音筒 | |
3歳ごろ〜 | 感覚教育 | 形の違いを理解し、目と手の協応運動を習得 | ・メタルインセッツ | |
3歳ごろ〜 | 日常生活の練習 | 日常生活で必要な動作の習得 | ・着衣枠 ・三つ編み板 ・ピッチャー移し | |
3歳ごろ〜 | 言語教育 | 語彙を増やし、文字に関心を持つ | ・砂文字板 ・文字並べ板 ・ひらがなスタンプ | |
3歳ごろ〜 | 文化教育 | 科学や地理に関心を持つ | ・地球儀 ・地図パズル | |
4歳ごろ〜 | 数、算数教育 | 数の概念を知り数字に関心を持つ | ・算数棒 ・数字合わせ ・数字練習帳 ・時計おもちゃ |
年齢や発達段階、子どもの性格などによって、興味を持つおもちゃはどんどん変化していきます。
- この時期だけのために買うのは、もったいないなぁ⋯
- 買ったのに、すぐに飽きちゃったらどうしよう⋯
- 材料を準備したり、作ったりするのは面倒くさいし、そんな時間は無いよ〜
おもちゃを買うデメリットが気になる方は、【必要な時期だけ借りる】ができるサブスクという選択肢も検討してみましょう。
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モンテッソーリ教育と木のおもちゃで子どもを健やかに
今回は、『モンテッソーリ教育』について紹介し、子どもの年齢に合ったおもちゃを使う意義と木の玩具を具体的に紹介しました。
モンテッソーリ教育で子育てしてみたい方は、ぜひ木のおもちゃで遊べる場所に子どもを連れて行ってみることをおすすめします。
子どもによって興味を持つおもちゃが違って、新たな発見があることでしょう。
木のおもちゃで遊ぶ場所をお探しの方は、コチラを参考にご覧ください。 → 全国のおもちゃ美術館
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子どもの“今この瞬間”を大切にしながら、子どもの「やってみたい!」を引き出すおもちゃで、楽しく知育を始めてみましょう。
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